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経営診断事例

ミライを作るアイデアソフトウェア開発 ~人に優しいIT企業を目指して~

企業名:株式会社ミライカ  取材先ご担当者様:

デジタルを扱いながらも結局はアナログが重要?!

1か0かのデジタルを仕事としていながら、属人的なシステム開発の現場においてはアナログ的な人への優しさが求められているのでは……

企業概要

株式会社ミライカ(代表取締役:栗山裕典 氏)は、「人に優しいIT」という経営理念を掲げ、老人福祉施設向けにユニークなIT製品の提供を行う会社である。

IT業界では大手IT企業の開発現場へSEとして派遣されるSES(システム・エンジニアリング・サービス)を行うことが多い。当社もその例外ではなく、SESへの依存度が高い。しかし、経営理念の具現化と社員のモチベーション向上のため、ぜひ自社製品の開発・販売を軌道に乗せたいという思いで、チャレンジを続けてきた。

これまでに開発した自社製品として、高齢者のための「自分史」を作るソフトウェアサービス「タイムトラベラー」、オープンソースソフトウェアをベースに全国どこでも教育が受けられる福祉施設スタッフ向け教育システム、施設入所者のリハビリ運動機能の情報をクラウド上へ集約しスタッフの負担を軽くする「G-Care」などがある。栗山社長と滝川勝司専務を筆頭に社員一丸となって、「人に優しいIT」を目指し、日々歩みを続けている。

企業の悩み

様々なアイデア製品を開発しながら、いずれも十分な売上に結び付いておらず、売上の大半はSES事業によっている。9名の社員の多くが、社外でいわば「出稼ぎ」をしている。SES事業へ注力すれば一定の売上が得られ、経営は安定しやすいが、自社ブランド製品を開発しなければ社員にとって目標や夢、面白さがなくモチベーションが維持できず、会社の理念である「人に優しいIT」の実現からも遠ざかってしまう。いかにSES事業と自社開発とのバランスを上手に取っていくかが悩みである。

もともと地元密着の会社であり、創業時から商工会と関係を持っていたことから、経営指導員の提案で中小企業診断士のアドバイスを受けることになった。

導き出された課題

中小企業診断士の企業診断の結果、①SES事業依存の体質を脱却し自社ブランド製品を確立する経営戦略の立案、②自社ブランド製品の開発力を強化する開発費の確保、の2点が主な課題とされた。

既存のSES事業に注力すると自社開発ができない。一方で自社開発に人員を割くとSES事業の売上が立たない。

そこで、
①経営戦略の立案では、この矛盾と悪循環を解消するため、自社製品開発とSES事業についてバランスの取れた計画を策定するよう勧められた。その手段として、経営革新計画の承認を取得するよう助言を受けた。経営計画を見える形にできるだけでなく、社内の結束力の強化、対外的な信用力の向上、金融機関からの資金調達や補助金申請における加点要素となるなど、多くのメリットがあるためである。

②開発費の確保では、助成金・補助金を申請するよう助言を受けた。支援時に有効と考えられた、「ものづくり・商業・サービス革新補助金」と「小規模事業者持続化補助金」の申請を行い、自社ブランド製品の開発を目指すようにとアドバイスを受けた。また、開発費捻出のための資金調達についても助言を受けた。

提案された解決策

上記の課題を解決するにあたり活用できる中小企業支援施策として、以下の施策が提案された。

提案した中小企業支援施策

経営指導員の勧めにより、経営変革アシストプログラムを利用して経営計画を策定するとともに、エキスパートバンク制度を活用して、専門家から具体的なアドバイスを受けながら経営課題を解決することになった。

  • 専門家派遣(エキスパートバンク)
    小規模事業者の皆さんがお持ちの経営課題に対応する登録エキスパート(専門家)を直接事業所に派遣し、具体的・実践的なアドバイスによって問題の解決に役立てていただくものです。
  • 経営変革アシストプログラム
    業績向上を目的とした抜本的な経営変革等の計画策定に加え、その実行までを支援することで経営変革の実現を支援する。

その後の状況

エキスパートバンクと経営変革アシストプラグラムを利用して中小企業診断士のアドバイスを受けながら経営革新計画を作成し、東京都の承認を受けることができた。今まで頭の中だけで考えていた経営戦略が明確になり、対外的な信用力が向上した。また、補助金については、「ものづくり・商業・サービス革新補助金」は残念ながら新規性への評価が低く、非採択になったものの、「小規模事業者持続化補助金」は申請内容が評価され、採択された。補助金は自社ブランド製品の開発継続に役立てられ、新しいアイデア製品の提供にめどが立った。

今後は、経営を安定させ、事業規模を大きくすることが当面の目標である。30代のベテラン社員が中心の社員構造に、新規採用した若い社員をミックスすることで、年齢構成バランスの良い社員構造にしたい。その上で、未来に向かって長く社員が幸せになる会社にすることを目指している。
2015年夏、ミライカは経営指導員らの勧めで地元の花火大会へ協賛し、全社を挙げて参加した。この花火大会では、普段SEとして派遣され離ればなれの社員たちも一緒になり、さらなる一体感が生まれたようである。「人に優しいIT」に向けて、ミライカのチャレンジは続く。

企業様の声

指導員や中小企業診断士の先生方はいつも親身で話しやすく、何でも相談させてもらいました。申請書のアドバイスも頂きながら色々な支援策も紹介してもらい、大変助かりました。自分たちだけでは決してできなかった内容も支援を受けることで前進することができました。本当にありがとうございます。(専務取締役・滝川勝司様)

企業情報

企業名 株式会社ミライカ
代表者 株式会社ミライカ
創業年 2011年
業種 ソフトウェア開発業
所在地 東京都狛江市東野川2-6-1
事業PR
URL http://www.miraica.co.jp/


安藤 準

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