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活力向上ハンドブック

活力向上ハンドブック経営力アップのための70のビジネスメソッドと10の財務指標
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10の財務指標(安全性指標)

流動比率

資金ショートを引き起こす危険性をチェック

 前述したように、借入金の管理のポイントは、次の2つです。

 前述したように、借入金の管理のポイントは、次の2つです。

  1. 売上規模、収益力、資産状況など、企業の借入金返済能力に比べて借入額が課題になっていないか
  2. 資金使途と調達との関係がバランスしているか


 このうち、(1)については、8で借入金償還期間による分析を説明しました。
 ここでは、(2)について説明します。

 資金使途に合った資金調達をしないと、資金ショートを引き起こしてしまう危険性があります。特に、「短期的に決済しなくてはならない負債(流動負債)」に見合う「短期的に現金になる資産(流動資産)」がない場合、新たに資金調達をしないと、資金ショートを起こす可能性が高く、危険な状態といえます。

 資金使途と調達とのバランスをみる指標に「流動比率」があります。

流動比率(%)=流動資産/流動負債

 「流動比率」は、通常150%以上は望ましく、100%を下回ると安全性に欠けた状態といえます。ただし、数値として100%を超えていても、流動資産には不良在庫や不良債権など、現金化が困難な流動資産が含まれる場合もあり、その構成内容を精査する必要があります。

特徴のあるメリハリのある人事制度が企業の魅力を高めます。例えば、成長しているある中小企業の人事制度では、以前から能力主義管理が徹底されていました。  とはいえ、社長から見て優秀に思えるからといって、あまりにも情意考課を重視しすぎては、他の従業員からの公平性、納得性の面で同意が得られません。また、客観的に見て一番優秀な人材であるからと抜擢すると、2番手、3番手がやる気をなくしてしまいます。あまりにも大きな差がついてしまい、2番手、3番の従業員が辞めてしまうといったことになっては元も子もないのです。 図のように、賃金水準は公平性を基準に決められます。それは、社外の同業他社との比較とか、地域内の同レベルの企業との比較といった外部公平性と、社内での担当職務の格付や、職能、社内資格などによる内部の公平性とからなります。とはいえ、支払い能力から見ても、全員を大企業と同じように処遇するわけにはいきません。コアになる人材を核として、担当職務や貢献度をもとに賃金水準を決めていくことになります。

売上高経常利益率(%)=経常利益率/売上高

Step Up

固定長期適合率

 長期的に資金使途と調達との関係がバランスしているかをみる指標として、「固定長期適合率」があります。

固定長期適合率(%)=固定資産/(固定負債+自己資本)

 土地や建物の購入や設備投資といった耐用年数の長いもの、つまり回収に長期を要するものについては、返済の必要のない自己資本(増資等)による調達か、返済期限の長い長期借入金による調達が適合しており、こうした資金で投資額を賄うことが重要です。

 危険なのは、短期借入金によって調達した資金で土地や建物の購入や設備投資といった回収に長期を要するものの資金を賄うことです。回収は長期にわたるが、借入金はすぐ返さなければならないといった状況になり、現預金が潤沢にない場合は資金不足となる危険性が高くなります。

 この指標では、安全であることを示す基準値は100%未満ということになりますが、より安全を見込んで70-80%未満であると望ましいといわれています。

1.総額人件費が経営を圧迫しない範囲内で各人を実力主義で優遇している

リストラというと、総額人件費の抑制だけが注目されがちですが、本来は事業構造の再構築のことをいいます。事業内容の見直しによって資源を再配分し、選択と集中を進めることで、競争力を高めようとの考え方です。

売上高経常利益率(%)=経常利益率/売上高

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