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経営用語Q&A

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2 マーケティング

インターネット販売開始に先だって検討すべき点についてご存じですか?

当社は、主にプラスチック製の日用雑貨を下請として生産している中小企業です。ここ数年、受注額・受注数量とも減少傾向です。
この状況を打開するため、自社製品を開発し、ECサイトに出店して消費者へ直販したいと考えています。
これまで消費者と直接話す機会もなかったので、どのような手順で準備を進めていけばよいか、教えてください。
消費者への直接販売には、自社の認知度が向上し、下請と比較して利益率がアップする等、様々なメリットが期待できます。
代わりに今まで貴社への発注者が行ってくれていた様々な事柄を、貴社自ら行っていかなければなりません。

まず、製品を購入していただくターゲットの絞り込み、顧客ニーズの把握、需要動向の把握が必要です。
性別・年齢・収入、さらには生活スタイルや価値観等を考慮してターゲットの絞り込みを行い、具体的に店舗・商品のコンセプトに落としこみます。

貴社の場合、消費者と直接のやりとりをする機会がなかったとのことですので、ハードルが高いと思われるかもしれません。
製品の企画がいくつか出てきて、試作品などで形を示せる状況が整ったら、最初は社員の家族など身近な間柄の方でもよいので、率直な感想や意見を集めてみてください。
その上で、さらに機能やデザインをブラッシュアップしていくとよいでしょう。

また、インターネット通販はイニシャルコストを少なく済ませることができる一方で、多数の業者や商品から、自社のものを選択してもらうのは大変です。
この点、各ECサイトでは、商品カテゴリごとに売れ筋のランキングを掲出している場合が多いです。まずはそれを材料として、商品名、キャッチフレーズ、価格帯、販売ページのデザイン等を研究してみてください。

さらに、ECサイトでうまく受注できるようになったとして、顧客とのやりとりや梱包・発送などの業務をどうするか、予め考えておくことをお勧めします。
商品の種類にもよりますが、1回の梱包に5分かかるとして、1日50件の発送をするとしたら、それだけで4時間以上消費し、担当者のそれ以外の業務に支障を来すことでしょう。
もちろんコストはかかりますが、ECサイトに出店する事業者向けの物流アウトソースのサービス等もありますので、ご検討なさってみてください。

詳しくは下記リンク先のホームページをご覧ください。
(中小企業基盤整備機構 起業ABC「ネットショップ開店準備の進め方」)
http://j-net21.smrj.go.jp/establish/abc/manual/manual82_1.html
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