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経営診断事例

取引先の分散化を図り新規顧客開拓へ -展示会出展で確かな成果をあげる-

企業名:南デザイン株式会社  取材先ご担当者様:常務取締役 吉野 茂 様

取引先の分散化を図り新規顧客開拓へ -展示会出展で確かな成果をあげる-

 南デザイン株式会社(代表取締役 南島章 氏)は、試作モデル製作会社として、国内外のメーカー企業に対し、主に樹脂で作られる試作品モデルを製作している。携帯電話ショップで電話機の見本を見ながら、購入を検討するように、メーカー企業が製品開発するうえでは机上のデザイン・設計だけではなく、実物の形を見ながら検討するモックアップモデルや実際に製品の可動テストをする為のワーキングモデルが必要である。そういった開発段階における試作品をメーカー企業の要望に応じて個々に作り上げている。柔軟な対応が必要となる分野であり、70

企業概要

 南デザイン株式会社(代表取締役 南島章 氏)は、試作モデル製作会社として、国内外のメーカー企業に対し、主に樹脂で作られる試作品モデルを製作している。携帯電話ショップで電話機の見本を見ながら、購入を検討するように、メーカー企業が製品開発するうえでは机上のデザイン・設計だけではなく、実物の形を見ながら検討するモックアップモデルや実際に製品の可動テストをする為のワーキングモデルが必要である。そういった開発段階における試作品をメーカー企業の要望に応じて個々に作り上げている。柔軟な対応が必要となる分野であり、70名の現場担当者が、受注後の設計段階からプログラミング、機械操作まで一貫して一人で対応している。60台以上のMC加工機を有し、24時間体制で稼働させるなど生産能力も高い。柔軟な対応力と高い技術、品質が当社の特徴である。


企業の悩み

 当社は国内大手メーカー企業との取引が大半であったため、リーマンショック以降の景気低迷の影響を大きく受け、売上も落ち込んだ。少数の取引先だけでは景気の影響に大きく左右されることもあり、新規取引先の開拓が求められていた。そこで、社内で新規開拓プロジェクトを立ち上げ、新たなる顧客の開拓について模索し始めたが、先行きが不透明な中でやみくもに費用をかけるわけにもいかず、費用を抑えて新規開拓するにはどうしたらよいか悩んでいた。

導き出された課題

 新規開拓には展示会への出展が有効だと考えられるが当然ながら費用もかかる。そういった出展に公的機関の支援を受けることができないか探していたところ、受注開拓緊急支援助成事業を知り、助成事業を利用する前提として今回の企業診断に申し込みをした。
 しかし、実際に企業診断を受けてみると、当社の新規開拓プロジェクトは、経営戦略の視点から優先順位を設けて取り組む必要があることがわかった。例えば、当社の認知度を上げるためにはホームページの充実も欠かせない。なぜなら、展示会への出展がホームページへの誘導につながり、それが問い合わせに結びつくためである。漠然とした展示会への出展計画から、少し具体的な課題の設定に結びついた。

提案された解決策

 新規開拓を進めるうえでの優先順位として、まず、直近の展示会へ順次出展することになった。具体的には「産業交流展2009」と「たま工業交流展」への出展である。また、展示会への出展準備は営業部門だけでなく、全社的にプロジェクトチームを組んで行うことになった。
 海外取引の充実を図るうえで、英語版のホームページの作成をすることも勧められた。

提案した中小企業支援施策

上記であげられた課題を解決でき得る中小企業支援施策として、以下の提案が合わせておこなわれた。

その後の状況

 展示会に出展した効果は大きかった。展示会の準備段階では各部門の協力が欠かせず、全社一丸となって取り組むことで意識の共有化を図ることができ、部門間のコミュニケーションが円滑に行えるようになった。また、現場の担当者が展示会のブースに立つことで、実際の顧客と接する機会を得たことも、個々の担当者が意識のうえで大きな意味をもった。そして何よりも実際に新規受注に結び付いたことが大きな成果である。産業交流展に出展したことで、何らかの引き合いが50件以上もあり、そのうち10数件は見積もり依頼まで結びつき、受注にもつながっている。このような取り組みの結果、大手取引先への依存度を下げることができ、取引先の分散化を図ることに成功した。
 また、英語版ホームページは、東京都の「中小企業海外向けホームページ作成支援事業」を活用して作成することができた。こちらの成果については、今後に期待しているところであるが、日本語のホームページも含め、顧客の方向性の変化を考慮し継続して検討を続けていく。

企業様の声

 当初は助成金目的での利用だったが、実際に今回の企業診断で使用されるチェックシートを記入していくことで、就任間もない時期であった副社長にとって大きな気付きを得ることができた。経営面で見直しを図っている時でもあり、ひとつずつチェックしていく中で、改めて経営上の必要事項を確認することができ、その後の参考になった。
 また、展示会出展にあたり、今回の助成制度があったことは非常によかった。先行き不透明の中、展示会に出展したくてもなかなか思い切ることができなかったが、今回の制度のおかげで前に進むことができた。
 大手企業にとっては経済環境が徐々に上向きに転じつつあるということだが、我々中小企業の現状は依然厳しい。当社においても不況の中での値下げ圧力によって販売価格を下げざるを得なく、注文数が回復してきたとはいえ受注単価は下がったままである。忙しくなっても利益は上がらない。このような中小企業は多いと思うので、ぜひ引き続き中小企業を応援する制度を充実させていって欲しい。

企業情報

企業名 南デザイン株式会社
代表者 代表者名 南島 章
創業年 昭和46年
業種 試作品製造
所在地 〒198-0025
東京都青梅市末広町1丁目7番10

拠点数 【御殿場工場】 
〒412-0047
静岡県御殿場市神場2丁目32番地
事業PR
URL

取材日:平成22年3月4日
記事:山口 亨

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