助成金・補助金等、経営力UPの経営情報が満載!
はじめての方 無料経営診断 会員登録ログイン

オンライン経営力自己診断

経営診断事例
会員登録すると、
新規会員登録はこちら
お気に入りに追加 シェアツイートLINEはてぶ

実行のカードをきりながら、 次のステージを目指す型枠大工

企業名:株式会社松建工務店  取材先ご担当者様:代表取締役:松本建治氏

夢を実現するために必要なステップが見えてきた

勢いで始めてから十数年、結果が出る年と出ない年のバラつきが出るようになり、今の経営方法で本当に良いのかと悩みを持つようになったが…

企業概要

株式会社松建工務店(代表取締役:松本建治氏)は、商業ビルや病院、集合住宅など様々なコンクリート造の建物を建設する際のコンクリートを流す型を作る、型枠工事を行っている。

受注の 5 割近くを、一般に打ち放しといわれる、コンクリートを剥き出しで魅せる化粧型枠工事が占めている。

平成 7 年、松本氏が 25 歳の時に個人事業主として創業、平成 14 年に法人化を行った。創業当初からの経営理念『現場での作業が最大の営業活動である』のもと、細部にこだわる仕事を行うことで、売上を順調に伸ばしてきた。

企業の悩み

一職人であった松本氏が販路を開拓し、人が集まって組織となり、パートナーの職人も増えた。
組織を円滑に動かすためのルールや仕組みを自分なりに工夫して作ってきたが、全てが初めてのことであった。

勢いで始めてから十数年、結果が出る年と出ない年のバラつきが出るようになり、今の経営方法で本当に良いのかと悩みを持つようになった。また、あれもこれもやらなければと、悩んでいる内容ははっきりしているのに、自分だけでは解決することが難しい問題も出てきた。

丸い輪の中をぐるぐると走り続けている感覚に陥った。自分の見えていない部分でのひらめきを得ようと、商工会議所の扉を叩いた。

導き出された課題

松本氏は「ここは弱いな、こんなことはやっていないな」と思いながら経営診断チェックを付けた。その当時は「今の会社規模では対応の必要がない項目もあるな」と思っていた。

経営診断の結果、経営者として会社でやるべき業務を仕分けして整理することを課題として指摘された。フィードバックでは「社長ご自身の仕事や今後について、一度整理してみましょう」とアドバイスを受け、中長期経営計画を策定し、経営の方向性を見定めていくことになった。

提案した中小企業支援施策

当社の希望により、中小企業活力向上事業(成長アシストコース)を利用して、専門家から具体的なアドバイスを受けながら、中長期事業計画の策定に取り組むことになった。

事業計画策定に対して、松本氏は「作った先に何か見えるかもしれない」と前向きな気持ちで取り組んだ。経営指導員やコーディネーターと相談をしながら計画を作成していくうちに、経営診断チェックの項目は、新しいステップへと進むために必要なことだったと気づいた。本当にやらなくてはいけないことが見え、WEB を活用した人員の確保や職人の育成が必要であることも課題として浮かび上がり、事業計画に組み込まれた。

その後の状況

松本氏は「私の意識と視点が変わった」と変化を感じている。

将来やりたいことのために、必要なことや先に考えておくことが整理され、時系列順でやるべきことが並んだ。様々な業務の仕分けをしながら、経営や組織体制について再構築を進めている。

建設業には「俺の背中についてこい」といったやり方が根強くあり、ただそれだけでは、事業を成長させるのに限界があると感じていた。支援を通して、自分だけがやる気でもみんなに伝わっていなければ意味がなく、「同じ方向を皆が見て進み続けるように、指揮者であり続けなければいけない」という意識がより強くなった。

結果、従業員との関わり方も変化した。商工会議所で相談した翌日には、いま考えていることや進めていることについて、従業員に話し、意見を求めた。自分だけで考えて話していたことが、第三者からの様々なアドバイスを活かし、一度自分の中で整理をしてから従業員に発信するようになった。松本氏は「今までより深い話をする機会も生まれ、従業員の意識も変わってきました」と語る。

若手の採用・育成も見据え、商工会議所の案内で知った、都立練馬工業高校が実施する「インターンシップ事業」も活用した。「肉体的に厳しい面もあるが、モノをつくる楽しさを知ってもらい、型枠工事を面白く体験してほしい」と考えてカリキュラムを組んだ。終了時には、自ら作成したカードサイズの卒業証を手渡した。モノづくりに興味を持つ高校生との出会いがあり、とても良い機会となった。

企業様の声

なりたい会社に向かって挑戦していきたい。5 年後の会社像をリアルに描いていく中で、海外展開の可能性も見えてきた。

そのためには、まずは組織づくりから。会社の中を整えていかないと、言っていることもただの夢になってしまう。

綿密な中長期計画の策定は初めてであり、戦略検討の重要性を気づかせてくれた。自分たちの技術や強みを活かして夢を具現化するために、順序立てながら経営者の持つ「実行する」というカードを切っていこうと決めた。

近い将来、新しく採用した人材が、20 代半ばでチームリーダーとなり、外国人とチームを組んで型枠工事を行っている姿も思い描いている。

経営指導員やコーディネーターとお話をするうちに、自分にない新たな視点での助言を受けることができて、相談に来て本当によかった。

経営指導員の声

商工会議所にいらっしゃった時、すごく勢いのある社長様という印象がありました。経営診断チェックの際も、速やかにチェックされていて、普段から様々なことを考えられている社長様だと思いました。

計画づくりを通じて、いろんな気づきを得ていただけたことは嬉しいです。社長様ご自身で取捨選択をなさりながら、これからワンステップもツーステップも成長されていくと確信しています。今後とも、施策を活用した支援を行っていきたいです。
(東京商工会議所:廣嶋祐子氏)

一つ一つのアドバイスに真剣に向き合い、実行する松本社長の様子から、成長する企業の本質を見たように感じています。
(コーディネーター:鶴野祐二氏)

企業情報

企業名 株式会社松建工務店
代表者 松本建治
創業年 1995年
業種 型枠工事
所在地 東京都練馬区春日町 6-17-1
事業PR
URL https://www.matsukenkoumuten.net/


中小企業診断士 植松暁

一覧ページに戻る

< 経営診断事例TOP

pagetop