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トルコの魅力を届ける総合カンパニー  -美味しさと安全に拘ったハラル認証料理-

企業名:株式会社トゥーバ トレーディング  取材先ご担当者様:デミュルレック加代子 様

トルコの魅力を届ける総合カンパニー

日本ではまだハラルの食事を提供する店舗が少なく、訪日するムスリムの選択肢は限られる。市場拡大の可能性を感じる一方で、今後どのように販路を拡大していくべきか悩んでいた。

企業概要

株式会社トゥーバトレーディング(代表取締役:デミュルレック・ネジデット 氏)は、日本で初めてトルコ製品を本格的に輸入販売する商社として設立された。
「本物のトルコを楽しく伝えたい」という願いのもと、まずトルコの絨毯工芸品を取り扱い始めた。

続いて食文化にも手を広げ、厳選したトルコのワインやリキュール、コーヒー、チャイ、お菓子を販売するオンラインショップ、2004年には練馬区富士見台にトルコアイスクリーム「どんどるまん」ブランドの工場を開設した。
さらにトルコ料理ファーストフード店として、トルコと姉妹都市を結ぶ山形県寒河江市に「ボンジュック」、羽田空港第二ターミナル内に「ミセスイスタンブール」を展開し、それぞれ好評である。

企業の悩み

2020年の東京オリンピックを控えて、訪日外国人数のさらなる増加が期待できる。世界に16億人を超えるといわれるムスリムも同様である。

イスラム教には厳しい戒律があり、「ハラル」(許されたものの意)以外の食物は口にできない。日本ではまだハラルの食事を提供する店舗が少なく、訪日するムスリムの選択肢は限られる。
ムスリムが大半を占めるトルコ料理の専門店である当社はそこに着目し、ムスリムの「美味しい」の選択肢を広げたいという想いのもと、ハラルフードに取り組み始めた。

既存商品・既存店について日本ムスリム協会から国内第1号のハラル認定を受けたほか、新商品「ハラル弁当」と「トルコパン」を開発し、これらもハラル認定を取得した。

市場拡大の可能性を感じる一方で、今後どのように販路を拡大していくべきか悩んでいた。
そこで、商工会議所に相談をし、当プロジェクトの紹介を受け、中小企業診断士にアドバイスを求めることとなった。

導き出された課題

中小企業診断士の企業診断の結果、①ハラルフード展開の具体的な事業計画の策定、②ハラルフードを求める取引先の開拓の2点が課題となった。

①:当初は、現在の店舗などでお弁当やパンを作り、同じ場所、同じ工程で進めていく規模感で考えていた。
しかし、ハラル弁当とトルコパンを今後の事業の柱の1つと捉えたとき、専用の工場や配送方法などを計画的に整えることが必要である。

また、弁当は時間をおいて他の場所で食すため、衛生管理や異物混入に関して今まで以上に徹底する必要がある。
今までのノウハウを活かしつつ、新たな設備や管理方法を構築する必要があると助言を受けた。


②:まずは羽田空港、東京駅、そして国際的な会議やコンベンションの需要から品川駅近辺をターゲットと見据えている。
成功のためには、日本ではまだ一般的とは言えないハラルフードの認知度を高める活動が必要であるとアドバイスを受けた。

提案した中小企業支援施策

上記の課題を解決するにあたり活用できる中小企業支援施策として、以下の施策が提案された。

地域持続化支援事業 東京商工会議所
経営変革を目指す中小企業に対して、経営計画の策定支援と計画実現に向けた実行支援を行うため、最大15回中小企業診断士等の専門家を派遣できる制度。

ハラル事業について具体的に相談しながら進めるため、地域持続化支援事業を活用することとなった。

その後の状況

まず、コンセプトシートを作成し、当社のハラルフード事業の方向性の整理から始めた。

日本のハラルフード市場は注目され始めた段階であり、認証を取得する手間や複雑さ、市場規模から参入企業が少ない。
また、他社のハラル弁当は、味や品質の面で改善の余地があるものが多い。

このような状況だからこそ、今まで美味しいに拘ってトルコ料理を長年提供してきた当社が本当に安全で美味しいハラルフードを展開する意義を大きく感じた。

そのためには、高いクオリティの商品を確実に提供できる体制づくりが重要となる。
市場の成長性をにらみながら、現状の施設を活用しながら、必要な設備を投入していく方向性が固まった。

販路開拓については、今まで展示会で出会った方や既存の事業で培った人脈を活用して地道な営業活動を続けて、評判は上々である。

今後は、商談を進めるうえで、提供開始時期、配送方法、価格など、計画性を持って具体的に交渉し、確実な販売先としていく。
それによりさらに新たな販路が開けると考えられる。

企業様の声

今まで、時代の流れに合わせて業態を変化させながら、長年事業を継続してきたが、外部のコンサルティングを受けるのは初めてだった。

今まで試行錯誤しながら自分たちなりに精一杯やってきたが、ハラルフードという可能性を秘めた新たな市場を開拓する中で、改めて専門家に相談することで、自分一人では得られない知識を得ることができた。

小さな企業だからこそ、ハラルフードという芽が出たばかりの市場で勝負できると思う。
お弁当という市場には今までと違う大変さや苦労もたくさんある。私たちは、単純にハラルフードだからというだけで選ばれるお弁当やパンではなく、美味しいから、感動があるからこそ選ばれるハラルフードを提供していきたい。

私たちの代で築き上げたこの会社を次の世代に引き継いでいきたいと考えている。そのためにも、このハラルワールドを新たなビジネスの柱として大きく成長をさせていきたい。

企業情報

企業名 株式会社トゥーバ トレーディング
代表者 デ ミュルレック・ネジデット
創業年 1985年
業種 製造小売業・卸売業
所在地 東京都中野区鷺宮5-24-23
事業PR
URL https://tugba.co.jp/jp/

平成27年11月6日
川名 麻衣

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